遺伝情報を含むDNAは、細胞の核にあります。
遺伝情報はどこにあるのか?
私たち人間の体は、皆1個の受精卵から始まり、大人では約60兆個もの細胞からなっています。 人間の細胞には、核と呼ばれる部分があり、その中の24種類の染色体に”遺伝情報”が蓄えられています。 この遺伝情報を担っている物質は、DNA(デオキシリボ核酸)で、これがヒトゲノムの実体です。
DNAの何が遺伝情報になっているか?
生物の遺伝情報はDNAに含まれるA,T,C,Gの塩基配列で記述されます。 A,T,C,Gの並び方は遺伝情報を記述する暗号のようなもので、これに従って生体内で直接活動する酵素などのタンパク質が作られます。
DNA どんな情報?
DNAはヒトの細胞では、核の中の染色体にあり、A(アデニン)、T(チミン)、G(グアニン)、C(シトシン)の4種類の部品でできています。 DNA中ではAとT、GとCが結合していて、その結合の対を塩基対と言います。 DNAは、はしごをひねったような形をしていて、核の中の染色体の中に折りたたまれて入っています。
DNA 遺伝子 どこ?
遺伝子とは、DNA(デオキシリボ核酸)のうち、細胞の種類に応じて機能する特定のタンパクの設計情報が記録された領域のことです。 染色体は、細胞の中にあって複数の遺伝子が記録されている構造体です。 遺伝子は染色体内にあり、染色体は主に細胞の核にあります。