秋冬の乾燥によるさまざまなトラブル 空気が乾燥すると肌のバリア機能が低下し、水分が蒸発しやすい状態となってしまいます。 皮膚の新陳代謝であるターンオーバーに必要な水分も逃げてしまうため、肌荒れを起こしやすくなるのです。 空気が乾燥するほど、風邪のウイルスは活発化します。 3 дек. 2018 г.
冬に乾燥するのは何故?
ところで、どうして冬になるとこう「乾燥」しがちなのでしょうか。 大雑把にその理由を説明すると、まず冬は気温が低くなることで、屋外の空気中に含まれる水分(水蒸気)が水滴や氷になり、物理的に減ってしまうから。 加えてエアコンなど、水蒸気を発生させないタイプの暖房器具を稼働させることで、屋内の相対湿度が下がってしまうから。
乾燥しすぎるとどうなる?
空気の乾燥がもたらすのは風邪やインフルエンザなど感染症のリスクだけでなく、脱水症状を引き起こすこともあります。 とくに暖房器具を使うことで室内の乾燥がより加速する冬に起こりやすく、皮膚や粘膜、さらに呼吸によって水分が奪われていくことで脱水症状(不感蒸泄)が引き起こされます。
冬 肌荒れ なぜ?
冬の寒さによって体が冷えると、全身の血流が悪くなります。 血液には、酸素と栄養素を全身に運ぶ役割があるため、血行が悪くなると肌のターンオーバーに必要な栄養素が不足して、健康な角層を保てなくなるのです。 その結果、角層の保水力が低下し、肌が乾燥しがちになります。 冬の血行不良を防ぐには、体を冷やさない工夫が必要です。
乾燥するのは何月まで?
理想の湿度を保つことで、体感温度なども変わるというのは最近知られるようになってきましたね。 10月になると屋外の相対湿度が10%も下がるといわれています。 しかし、外が一番乾燥するのは1~2月の時期。 さらに冬は暖房器具を利用するため屋内と屋外の温度差が大きくなり、冬場の室内はとても乾燥してしまうのです。
空気が乾燥するとどうなる?
空気が乾燥すると、口や鼻の呼吸器系の粘膜が乾燥し、風邪などの感染に対する防御機能が低下してしまう為、風邪やインフルエンザなどのウィルスが体内に入りやすくなります。 冬に風邪やインフルエンザが流行するのは、病原菌が増えているだけでなく、空気の乾燥によって、人間の防御機能が落ちていることも大きな原因の1つと言えます。
お肌は乾燥するとどうなる?
健康な皮膚では角質のバリア機能があることで、水分の蒸発や外からの刺激を 防いでいます。 一方、皮脂などが不足し、皮膚が乾燥した状態になると、バリ ア機能が低下し、水分が逃げやすく、また外部からの刺激にも弱い状態になっ てしまいます。 ひどくなると湿疹や炎症を起こし、日常生活に支障を生じる場 合があります。
乾燥 何が悪い?
肌が乾燥するとまず、皮膚の生まれ変わりを促す仕組みであるターンオーバーに一時的な不調が起き、未熟な角層細胞がどんどん作られてしまいます。 未熟な角層細胞は、保湿機能やバリア機能が十分に働かないため、肌の乾燥はますます進み、乾燥の悪循環に陥ってしまうのです。