殺処分は、各地方自治体が運営する動物保健センターが引取った動物を致死させることを言う。 保健センターが動物を引取る状況には、正当な理由をもって家庭から引取る場合や、狂犬病予防員及び捕獲人が捕獲した動物を一時保護する場合等がある。
なぜ動物を殺処分するのか?
決して「安楽死」とはいえないような方法で殺処分されている現状です。 捨てられてしまうペットが増えた理由には「飼い主さんが経済的に飼育困難になった」「悪質なブリーダーが繁殖を行いすぎて飼いきれなくなった」「ペットショップが倒産した」が考えられますよ。
殺処分 どんな動物?
神奈川県動物保護センターでは、犬猫以外の多くの動物が、所有者不明だそうだ。 その種類に驚く。 取材した日には、モルモット、ニワトリ、リクガメのほか、飼育用のハト、スナネズミ、スッポンなどがいた。 カメレオンやフェレットが収容されることもあるという。
殺処分はなぜなくならないのか?
飼った後に、「想像と違う」「子犬(子猫)が増えすぎた」「病気や老衰で世話するのが大変だから」など、人の身勝手な理由で捨てられ殺処分される犬猫たちがなくならなりません。 これこそが大きな原因ではないでしょうか。 また、野良犬や野良猫に責任を持たずエサをあげる行為も問題です。
捨てられた動物はどうなるのか?
捨てられたり、迷子になってしまったペットたちは、地域の保健所によって保護・回収され、動物愛護センターなどに集められます。 そして、一定の期間はシェルターの中で飼い主さんが迎えに来てくるのを待ちます。 しかし、期間を過ぎても飼い主さんが迎えに来てくれなかった子たちは、殺処分という運命をたどることになります。