どう‐けっせつ【洞結節】 の解説 心臓の右心房の上大静脈の開口部近くにある特殊な組織。 一定のリズムで自動的に興奮する所で、その刺激が心臓全体に伝えられて心拍動が起こる。 洞房結節。
洞結節の別名は?
Flack(1882―1931)の2人の名前をとってキース‐フラック結節ともよばれる。 また、洞房結節は、心臓の自律的、律動的運動の始まりであることから、心臓拍動の「歩調とり」pacemakerとよばれることもある。
洞房結節 何?
生理的な状態における心臓興奮のペースメーカー所在部位。 右心房の上大静脈接合部にみられる特殊細胞の集まりで、ここで心臓興奮の電気信号が生成される。
洞結節があるのはどこか?
洞房結節は、上大静脈の前面で右心房との接合部に位置する紡錘形の特殊な細胞の集まりである。
洞結節の仕組みは?
洞結節では、通常1分間に60~80回電気的刺激を発生させています。 洞結節から電気信号による刺激は、刺激伝導系と呼ばれる心臓部内の電気信号を通って、心房の筋肉を収縮させます。 次に電気信号の刺激は、心臓中心部の房室結節と呼ばれる場所に伝えられ、ヒス束、プルキンエ線維を通って心室に届き、心室の筋肉を収縮させます。