強い意志をもってタバコをやめようと思っていてもやめられないのは「ニコチン依存症」という病気のためなのです。 脳内にはニコチンが結合すると快感を感じる受容体があります。 ニコチンがこのニコチン受容体に結合すると快感を生じさせる物質(ドパミン)が放出されます。
なぜタバコがやめられないのか?
タバコをやめられないのは、タバコが依存性物質であるニコチンを含むからです。 タバコを吸うということで(それとは知らず)ニコチンの薬理作用を発現させられているのです。 タバコには、「身体的依存」と「心理的依存」という二つの依存があります。
禁煙中 どうしても吸いたくなったら?
吸いたい気持ちになった時は別のものを口に入れましょう。 飴やガム、氷等でも構いません。 歯磨きをする、うがいをする等も効果的です。 1分もすれば吸いたい気持ちがおさまってくるはずです。
なぜタバコを吸ってしまうのか?
実際に喫煙者に伺った調査結果によれば、リラックスのため、気分転換のため、ストレス解消など、様々な回答が示されています。 厚労省が実施した調査の結果に示されている、男性の年代別喫煙率を見ると、20歳代から50歳代まで55.3%~58.6%と殆ど差がありません。
食後 タバコ吸いたい なぜ?
まずタバコを吸いたくなる理由。 食事の後、特に満腹時には消化作業のために血液が胃に集まってくる。 すると脳の血液(酸素)が足りなくなり、頭がボーっとしてくる。 これがニコチン摂取による血管収縮の時とよく似ているために、さらにタバコを吸おうとしてしまう。