リンパ腫は種類によって、病気の悪性度が異なります。 悪性度とは病気の進行の速さのことで、悪性度が高いほど速く進行します。 1年以上もかかって、ゆっくりと腫れが大きくなるような進行の遅い(悪性度が低い)リンパ腫もあれば、数週間で腫れが増大して急激に状態が悪くなる進行の速い(悪性度の高い)リンパ腫もあります。
悪性リンパ腫はどこに表れやすいのか?
症状 首やわきの下、足の付け根などリンパ節の多いところに、通常は痛みのないしこりとしてあらわれ、数週から数カ月かけ持続的に増大して縮小しません。 病期が進むと、このしこりや腫れは全身に広がり、進行するにしたがって全身的な症状(発熱、体重の減少、顕著な寝汗など)がみられるようになります。
悪性リンパ腫のしこりの硬さは?
リンパ節の腫れ(しこり) 腫れ(しこり)はゴムのような硬さで、たいていは押しても痛みを感じることはありません。 この腫れが持続的に増大していくことで全身に広がり、進行とともに全身的な症状がみられるようになります。 増大する部位によっても症状が異なり、たとえば肺に増大した場合は、胸の中に水がたまることがあります。
悪性リンパ腫 何年?
悪性リンパ腫の生存率・予後 悪性リンパ腫の生存率はホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫で異なります。 ホジキンリンパ腫の場合、5年生存率はⅠ期で91.4%、Ⅱ期で84.6%、Ⅲ期で65.3%、Ⅳ期で44.7%とされており全症例の平均5年生存率は76.0%とされています。
悪性リンパ腫どのくらい腫れる?
正常のリンパ節はそらまめのような形をしていますが、悪性リンパ腫の患者さんのリンパ節は丸く腫れるのが特徴です。 親指の大きさ、2cm以上のリンパ節は腫れていると判断します。