悪性リンパ腫の患者さんは、年間で10万人に10人程度の割合1)で報告されています。 悪性リンパ腫は、正確な診断に基づいて、適切な治療を行うことで、その種類によっては根治を目指せる可能性のある病気です。 11 мар. 2021 г.
悪性リンパ腫って癌ですか?
悪性リンパ腫とは血液がん(造血器腫瘍)の1つで、白血球の中のリンパ球ががん化したものです。 リンパ球には、B細胞、T細胞、NK細胞などの種類があり、これらががん化して無制限に増殖することで発症します。 悪性リンパ腫が発生する部位は、リンパ系組織とリンパ外臓器(節外臓器)の2つに大きく分けられます。
悪性リンパ腫になる原因は何ですか?
悪性リンパ腫が発症する原因としては、ウイルス(EBウイルスなど)、細菌(ピロリ菌)、自己免疫疾患(関節リウマチなど)、免疫不全を引き起こす薬剤治療(メトトレキサートなど)、化学物質への暴露が挙げられますが、原因が明らかではない場合も少なくありません。
悪性リンパ腫になるとどうなる?
症状が進行すると発熱や全身の倦怠感、体重減少、皮膚の赤み、腫れ、かゆみ、嘔吐などさまざまな症状が出てくる。 また、しこりが気道や血管、脊髄などを圧迫すると、気道閉塞や血流障害、まひなどを引き起こすことも。 また、悪性リンパ腫がほかの臓器や器官へ広がっていくと、それぞれの転移先特有の症状が出現。
悪性リンパ腫ってどういう症状?
悪性リンパ腫の症状は、腫瘤(しゅりゅう)のできたところや病気のタイプによって違いますが、最も多いのはリンパ節の腫れや圧迫感です。 首やわきの下、足のつけ根などのリンパ節が腫れることが多く、腫れはゴムのような硬さです。 腫れたところをおしてもたいていの場合、痛みはありません。