悪性リンパ腫とは血液がん(造血器腫瘍)の1つで、白血球の中のリンパ球ががん化したものです。 リンパ球には、B細胞、T細胞、NK細胞などの種類があり、これらががん化して無制限に増殖することで発症します。 悪性リンパ腫が発生する部位は、リンパ系組織とリンパ外臓器(節外臓器)の2つに大きく分けられます。
悪性リンパ腫になるとどうなる?
症状が進行すると発熱や全身の倦怠感、体重減少、皮膚の赤み、腫れ、かゆみ、嘔吐などさまざまな症状が出てくる。 また、しこりが気道や血管、脊髄などを圧迫すると、気道閉塞や血流障害、まひなどを引き起こすことも。 また、悪性リンパ腫がほかの臓器や器官へ広がっていくと、それぞれの転移先特有の症状が出現。
悪性リンパ腫とは何?
リンパ腫は「血液のがん」の一種で、リンパ節などにあるリンパ球ががん細胞になってしまった病気です。 がん細胞とは、正常な細胞であったものが、遺伝子の異常などが細胞に起こることによって「正常な機能を持たないまま」「過剰に増殖するようになってしまう」細胞です。
悪性リンパ腫の完治期間は?
大きな副作用が無く、期待される治療効果が発揮されれば、治療期間は3x8=24週間、すなわち6ヶ月となります。 標準的な化学療法によって得られる効果は、年令、病期、血液の検査値 、全身状態などによって異なります(これらを予後因子と言います)が、 II~IV期の進行期でも標準的な化学療法によって約半数に治癒が期待できます。
悪性リンパ腫になる原因は何ですか?
悪性リンパ腫が発症する原因としては、ウイルス(EBウイルスなど)、細菌(ピロリ菌)、自己免疫疾患(関節リウマチなど)、免疫不全を引き起こす薬剤治療(メトトレキサートなど)、化学物質への暴露が挙げられますが、原因が明らかではない場合も少なくありません。