エビアレルギーの主な原因となるのは「トロポミオシン」というタンパク質ですが、このトロポミオシンはカニにも含まれ、互いのタンパク質構造が非常によく似ています。 このため、エビアレルギーの場合は高い確率でカニにもアレルギー反応が起こり、除去をおこなう場合、エビとカニはセットで考えるのが一般的です。
そばアレルギー なぜ?
そばアレルギーの原因物質は、そば粉に多く含まれるそばアレルゲンと呼ばれるタンパク質です。 低アレルゲンのそばの開発も研究されていますが、今のところ、そばアレルギーの人はそばを含むものを生活から除去するしか方法はありません。 そば粉は、コショウなどの調味料の風味付けに使用されていることもあります。
エビアレルギー どうなる?
甲殻類アレルギーの症状は、蕁麻疹や呼吸困難,まぶたの腫れ、嘔吐、喉のかゆみなどさまざまです。 重症になるとアナフィラキシーショックが起こる頻度が他の食品に比べて高いため、原材料のチェックは念入りにおこないましょう。
小麦アレルギー なぜ?
小麦のアレルギーでその原因となるアレルゲンは、グリアジン、グルテニン、アルブミン、グロブリンというタンパク質であることが知られています。 また、それらタンパク質の糖鎖部分に抗原性が考えられる事例や炭水化物系のアレルゲンもあるという指摘もあります(文献1、2)。
なぜ卵アレルギーになるのか?
卵アレルギーのアレルゲンは卵白 子どもは消化器まだ十分に発達していないため、アレルゲンが腸粘膜を通過しやすく、アレルギー症状を引き起こします。 なお、加熱時間や加熱温度もアレルギー症状の発症リスクと関係しています。 長く加熱するほど、高温で加熱するほど、アレルギー反応は起こりにくくなります。