単包性エキノコックス症は1881年(明治14年)に熊本で日本最初の症例が報告。 多包性エキノコックス症は1936年(昭和11年)に礼文島出身の女性が本症と診断されたのが最初。
エキノコックス 何年?
多包性エキノコックス症は、無症状の潜伏期間が5年から15年に渡り、通常は肝臓に発生した腫瘍類似の病変がゆっくりと増大することを特徴とします。 臨床所見には、体重減少、腹痛、全身倦怠感、肝不全の徴候などがあります。 幼虫は、血液やリンパ系を通して全身に播種されます。
エキノコックス 症状 いつから?
エキノコックスの幼虫の発育は非常に遅く、自覚症状があらわれるまで数年から10数年かかるといわれています。 現在では、血液検査などで早期に発見でき、手術によって治すことができます。
エキノコックス 検査 何年?
早期発見・早期治療のために、この時期にできるだけ診断することが重要です。 ですから、少なくとも5年に1度は血清検査を受けて、感染していないかを確かめておくことが望まれます。
エキノコックス どこからきた?
日本では、北海道のキタキツネが主な感染源で、糞虫にエキノコックスの虫卵を排出され、人はその虫卵が手指、食物、水などを介して口から入ることで感染します。 また、北海道で放し飼いをして感染した犬もキタキツネ同様に感染源になります。