耳鼻科で行う鼻吸いには、鼻づまりの不快感を取り除くこと以上に大切な意味があるのです。 それは、『体外に病気の素を追い出し、治りを早める』ことです。 鼻水には細かなゴミ(ハウスダスト等アレルギーの素になるもの)や花粉、細菌やウイルスなど様々な物質を持っています。
赤ちゃん 鼻水吸引 なぜ?
鼻水が多くて眠れない場合や、水分摂取が難しい場合には吸引をすることで一時的に症状を改善して、水分を取りやすくすることや、呼吸を楽にし、睡眠をよくとれる様にしてあげることが必要と考えます。 またもう一つ気をつけたほうがいいのは鼻詰まりの状態です。 鼻詰まりは炎症により腫れた粘膜の部分に鼻水が溜まることで起こります。
鼻水吸引のメリットは?
たくさんのウィルスや細菌を含んだ鼻水を吸引することは風邪の悪化を抑えることができ、抗生物質を服用しなくても治りやすくなり、中耳炎や副鼻腔炎になりにくくなります。
鼻水吸引 どこ?
ポイント1:吸引器の先端(ノズル)は鼻の穴から水平方向に入れる! ネバネバの鼻水は鼻の穴とほぼ水平方向の一番奥、のどに近いところにたまっています。 ノズルは、鼻の穴の水平方向へゆっくり入れていきましょう。
鼻水を吸うとどうなる?
鼻をすすると、耳にも良くないばかりか、汚れを更に奥にたくさん送り込んで炎症を更に広げてしまうということになります。 できる限り鼻水はかんで出してしまう方が良いということになります。 左右の副鼻腔から出てくる、黄色や黄緑色の鼻汁もすすって喉に落とすことになりますから、可能な限りかんで下さい。