二分脊椎は、胎児期に脊髄や脊椎の癒合不全を生じた状態で、先天奇形全般でも頻度の高い奇形の1つである。 特徴的な症状として運動障害、知覚障害、水頭症、膀胱直腸障害(排泄障害)などがある。
2分脊椎の子供に特徴的な症状はどれか?
二分脊椎の子どもに特徴的な症状はどれか。 二分脊椎では、下肢麻痺、感覚障害、膀胱直腸障害などを認める。 排泄障害は膀胱直腸障害の1つで、高頻度で発生する。 二分脊椎は消化管の吸収障害の疾患ではないため、体重増加不良にはならない。
二分脊椎の特徴は?
二分脊椎とは、脊髄馬尾神経が入っている背骨のトンネル(脊柱管)の一部の形成が不完全となり、脊髄馬尾神経が脊柱管の外に出てしまっています。 それにより、神経の癒着や損傷が生じてしまい、様々な神経障害が出現する可能性があります。
二分脊椎症の症状は?
両下肢の 運動障害として、足が動かない(麻痺)、足の変形、左右の足が非対称、 足が細いなどがみられます。 感覚障害として、靴ずれやその部の潰瘍、腰背部、 下肢から足への放散痛や局所のしびれなどがあります。 生まれて間もない時は、これらの神経症状がなかったり(無症状)、あってもみ つからないことがあります。
二分脊椎の腹臥位は?
二分脊椎とは脊柱の閉鎖に欠陥が生じた状態である。 脊髄髄膜瘤部保護のため腹臥位にするため、腹臥位の保持は適切である。 脊髄髄膜瘤部は、皮膚に覆われていないことから保護する必要がある。 下肢の変形を伴う場合は装具の装着が必要な場合がある。