脊柱(せきちゅう)を直立させ、頭部をその上端にのせ、左右のかかとを交互に着地させつつ、できうるかぎり膝(ひざ)を伸ばして、二本の下肢で歩くこと。 直立姿勢とともに人類を人類たらしめた特徴である。 二足歩行は他の動物も可能であり、クマやサルや類人猿もこれを行うことができるが、長距離を歩くことは困難である。
人はどのようにして直立二足歩行をしたのか?
約350万年前のアフリカで、アウストラロピテクス(かつては猿人と言われた)の足跡が見つかっている。 タンザニアで有名な人類学者リーキーの未亡人メアリーたちが発見した。 この発見によって、アウストラロピテクスが直立二足歩行していることが証明された。
二足歩行 いつごろ?
約600万年前のアフリカにいた人類の祖先、猿人はすでに直立していて、約300万年前には完全な直立二足歩行になったそうだよ。
二足歩行 進化 なぜ?
気候変動による森林の後退にともなう長距離移動が、とくにどのような選択圧がかかって、それが姿勢や移動の形態を変えるようになったのかを明らかにした。 国際チームの結論は、最大限に効率よく貴重な品を持ち運ぶために直立二足歩行になったという、直立二足歩行の運搬起源説である。
二足歩行 恐竜 なぜ?
草食恐竜は、肉より消化しにくい植物を消化するために、肉食よりも長い腸などの消化器官を進化させる必要がありました。 ジュラ紀で最強の肉食恐竜とされるアロサウルスは二足歩行ですが、獲物に俊敏に素早く迫るためには、二足歩行のままの方がよかったのではないでしょうか。