房水(ぼうすい、英語: aqueous humor)とは、角膜と水晶体の間(前眼房)と虹彩と水晶体の間(後眼房)を満たす透明な液体である。 眼房水(がんぼうすい)や目房水とも呼称され、眼圧や虹彩の位置の維持などの役割を持つ。
房水 どこにある?
房水の産生とゆくえ ●房水は、角膜・水晶体・硝子体など血管のない組織に栄養を与える役割をもっており、目の中の毛様体で作られます。 毛様体から、瞳孔および隅角(ぐうかく)にあるフィルター線維柱帯を通って、シュレム管に集まり、静脈へと流れ出します。
水晶体はどこにある?
カメラのレンズのように、ピントを合わせる水晶体 ヒトの目について 角膜は黒目の一番外側、その中に水晶体があります。 角膜と水晶体はよく似たはたらきをしていて、見える世界をゆがまないように光の屈折を調節して、網膜に映し出すという大切な役割を持っています。
眼房水 どこから?
緑内障がどういう病気かを説明する前に、眼の中を循環する眼房水(がんぼうすい)について簡単に触れておきましょう。 虹彩(こうさい)の裏(後房)にある毛様体(もうようたい)から分泌され、虹彩の裏面と水晶体の表面を洗い、瞳孔から虹彩の前面(前房)に出て、虹彩の表面と角膜の裏面を洗う役割を果しています。
前眼房 どこ?
直径10~12mm、厚さ0.3~0.4mm。 後方では毛様体に続いている。 水晶体のために中央部が少し前方に突出している。 これより前方のスペースを前眼房、後方のスペース(水晶体より前)を後眼房と呼ぶ。