肺胞がふくれた状態を保てるのは、肺の構造に弾力性があり、サーファクタントと呼ばれる液体が肺胞の内面を覆っているおかげです。 このサーファクタントは、肺胞が自然につぶれようとする(虚脱する)のを防いでいます。
肺虚脱 どうなる?
無気肺は,肺組織の容量減少を伴う虚脱である。 無気肺が広範囲に及ぶと,呼吸困難または呼吸不全を起こすことがある。 肺炎を発症することもある。 無気肺は通常症状を伴わないが,低酸素血症および胸膜性胸痛を呈する症例もある。
術後 無気肺 なぜ起こる?
外科的手術によって術後早期に発症することがある。 原因としては、麻酔による呼吸抑制や、術中の長時間同一の体位をとり続けたことによって、気管支に気道内分泌物が貯留し、気管支が閉塞してしまうことが挙げられる。
痰 貯留 どうなる?
痰が常に肺や気道の中にたまった状態だと、痰で空気の通り道が狭くなり、息苦しくなる場合があります。 体内の痰は、高温・多湿の中にあるので細菌など絶好の繁殖の場になります。 (感染を起こしやすくなります。)
無気肺 なぜ?
無気肺の主な原因 無気肺の原因として最も一般的なのは、肺に直接つながっている2本の太い気管支の片方がふさがることです。 より細い気道も閉塞します。 閉塞は、気管支の内部に粘液の栓、腫瘍(しゅよう)、吸入した異物などが詰まって起こります。