肺胞では、膜と毛細血管の壁を通して、呼吸による二酸化炭素と酸素の交換(ガス交換)が行われています。 息を吸えば、酸素は毛細血管を通じて体内に運ばれ、息を吐けば、二酸化炭素が出されます。 このようなガス交換は、濃度の高低によって物質が移動する「拡散」と呼ばれる現象によってなされています。
肺胞 何で出来てる?
日本大百科全書(ニッポニカ)「肺胞」の解説 肺胞はほぼ球状(直径0.1~0.2ミリメートル)で、肺胞上皮という薄く伸展した上皮細胞で囲まれている。 伸展した細胞の厚さは0.3マイクロメートル以下とされている。
肺門 何が通る?
肺門はいもん 気管支・血管・神経などが肺に出入する部分で、肺の縦隔面(内側面)の中央にあたる。 この部分のみ胸膜を欠き、くぼんでいる。 肺門からは肺動・静脈、気管支動・静脈、気管支、リンパ管、神経などが出入する。
肺はどんな働きをしているか?
肺とは 肺は、空気中の酸素をからだに取り入れ、いらなくなった二酸化炭素を外に出すはたらきをしています。 鼻や口から吸い込んだ空気は喉頭(こうとう)を通り、気管(きかん)に入ります。 気管は左右の肺のなかに入ると、2つに分かれて気管支(きかんし)となります。
肺胞で行われるのはどれか?
全身の細胞では、細胞膜を通して酸素と二酸化炭素の受け渡しが行われます。 そして、生命活動によって再び血液中の酸素が減り、二酸化炭素が増えると肺胞でガス交換が行われる、というサイクルが繰り返されます。