肺がんの検査について 肺がんは早期発見が非常に重要になります。 以下のような症状がある場合は早めに呼吸器外科に受診し、検査を受けるようにして下さい。
肺がんの初期症状はどんなものですか?
肺がんで最も多い症状は咳と痰です。 肺がんの初期症状として、自覚しやすい特徴的な症状はありませんが、風邪をひいているわけでもないのに、2週間以上咳と痰が続く、血が混じった痰(血痰)が出る場合や、発熱が5日間以上長引く場合には、医療機関を受診しましょう。
肺がんは何でわかる?
肺がんの疑いがあるときは、胸部のX線検査やCT検査、喀痰細胞診などが行われます。 肺がんの確定診断のためには、がんと疑われる細胞を採取する検査で組織を調べる病理検査が行われます。 肺がんの確定診断後は、治療方針を決定するために、がんの広がりや浸潤、転移、遺伝子タイプなどを調べる検査が行われます。
肺の影は何?
正常な肺は1枚目のように黒く写るのですが、炎症が起きると肺の組織に水が溜まり、それが写り混むことで2枚目のような鮮明ではない影が現れます。 これが浸潤陰影です。 肺炎であることが多いのですが、がん細胞が周りの細胞に影響し炎症を起こしていることもあり、浸潤陰影をきっかけに肺がんが発見されることもあります。
肺がん 腺癌 どこ?
肺の付け根や心臓周囲だけでなく、鎖骨上や首周囲のリンパ節に転移したり、悪性胸水や胸膜播種として肺の外にがん細胞がこぼれたり、脳や骨、肝臓や副腎など全身への転移を起こしたりすることもあります。