肺は、呼吸を通じて酸素を取り入れ二酸化炭素を排出する役割を担っています。 肺は左右にひとつずつあり、心臓が少し左側にあるため、左肺は右肺よりも少し小さくなっています。 右肺は上葉、中葉、下葉の3つに分かれていて、左肺は上葉、下葉の2つに分かれた構造をしています。 肺がんは発生部位によって2種類に分けられます。
左肺 何によって分けられる?
右肺は上・中・下葉の3つに、左肺は上・下葉の2つの肺葉に分かれています。
肺 どの位置?
肺は、縦隔(じゅうかく)*をはさんで左右2つに分かれ、横隔膜(おうかくまく)の上に位置している臓器です。 さらに、右の肺は上葉(じょうよう)、中葉(ちゅうよう)、下葉(かよう)と3つの肺葉に、右肺よりやや小さい左の肺は上葉と下葉の2つに分かれています。
肺がん どこに?
肺がんは、大きく分けて肺門部(はいもんぶ)と肺野部(はいやぶ)に発生します。 肺門部は肺の入り口の太い気管支のことで、扁平上皮がんが多く、肺野部と呼ばれる気管支の末梢から肺胞のある肺の奥の部分には、腺がんという種類のがんが大部分です。
肺門 どの部分?
はい‐もん【肺門】 〘名〙 肺臓の内側面の中央部で、肺動脈・肺静脈・気管支などが出入する部位。 多数のリンパ節がある。