肺に腫瘍や炎症がなどの病変があると、白い陰影が写ります。 不整な円形に近い白い影は肺がんなど、境界がぼやけて不明瞭な白い影は肺炎、肺結核などが疑われます。 また、胸膜に空気が溜まる気胸では肺の縮んだ様子が写ります。 肺の病気の診断に有用です。
肺に影 何科受診?
健康診断で要精密検査を指摘された場合、呼吸器科を受診して、胸部X線検査、胸部CT検査、肺機能検査などから必要な検査を行います。
レントゲン 白い影 なぜ?
X線は人体を通りぬけますが骨などのような通り抜けにくいところがあります。 通り抜けたX線を画像に映すと画像に白黒の濃淡ができ、体の中の様子を見る事ができます。 このことから肺に炎症があって滲出物が多くなるとレントゲンで白く映ります。
肺に影 どんな検査?
肺の断面図を撮影する胸部CT検査 横になって撮影し、レントゲンと違い肺の断面図を撮影することができます。 断面図なのでレントゲンで見えた白い影が骨や血管による影なのか、本当に肺の中にある異常な影なのかを100%見分けることができます。
肺が白い何の病気?
普通の肺炎と言えば、ばい菌が肺の中で増加し発熱、咳、痰が出て、レントゲンでは肺が白くなります(通常一部)。 抗生物質で治療されて軽快します。 しかし、抗生物質が効きにくく、胸のレントゲン写真で左右の肺全体が白くなる場合“間質性肺炎”を疑う必要があります。