肺癌の腫瘍マーカーとして臨床的によく用いられるのは、組織型にかかわらずCEA、腺癌に特異性が高いSLX抗原、扁平上皮癌に特異性が高いシフラやSCC抗原、小細胞癌に特異性が高いProGRPやNSEがあります。 その他骨転移マーカーとしてICTPが用いられています。
CA19-9 何が分かる?
膵臓がん患者の血液中で上昇する腫瘍と関連のある糖鎖抗原(CA19-9)の量を測定する血液検査です。 この抗原は、膵臓のがん細胞によって大量に産生され る異物で、膵臓がん患者の血清に増加が認められるため、他の腫瘍マーカーとともに膵臓がんの診断や治療のモニターとして利用されます。
腫瘍マーカー CA 125って何?
CA125は卵巣がん、子宮体がんに特異性がでる腫瘍マーカーです。 そのほか子宮内膜症、子宮筋腫、良性卵巣嚢腫にも反応します。 そのため、CA125は女性特有の疾患リスクに幅広く対応する腫瘍マーカーといわれています。 一般的にCA125が高いといわれる基準値は35 U/ml 以下とされています。
腫瘍マーカーが高いと必ず癌ですか?
腫瘍マーカーの数値が異常だと必ずがんが存在するというわけではなく、また数値が正常であっても必ずしもがんが存在しないというわけではないんだ。
乳癌に特徴的な腫瘍マーカーはどれか?
しかし、がん再発時における病状の把握や、治療効果を確認する手立てとして、腫瘍マーカーは日常的に用いられています。 乳がんの腫瘍マーカーとしては、CEA、CA15-3、NCC-ST-439が広く用いられています。 腫瘍マーカーが異常に高ければ陽性、低くおさまっていれば陰性と判定されます。