肺癌の腫瘍マーカーとして臨床的によく用いられるのは、組織型にかかわらずCEA、腺癌に特異性が高いSLX抗原、扁平上皮癌に特異性が高いシフラやSCC抗原、小細胞癌に特異性が高いProGRPやNSEがあります。 その他骨転移マーカーとしてICTPが用いられています。
CA19-9 何のマーカー?
腫瘍マーカーCA19-9検査の目的 CA19-9は膵管や胆管などをはじめ、消化管や気管支腺、子宮内膜などに多く存在するたんぱく質です。 CA19-9の血液検査は膵がん(膵臓がん)やそのほかの消化器がんの腫瘍マーカーとして行われます。 CA19-9は早期がんの発見には、有効ではなく、治療効果をみるのに役立つ検査です。
CA19-9 何が分かる?
膵臓がん患者の血液中で上昇する腫瘍と関連のある糖鎖抗原(CA19-9)の量を測定する血液検査です。 この抗原は、膵臓のがん細胞によって大量に産生され る異物で、膵臓がん患者の血清に増加が認められるため、他の腫瘍マーカーとともに膵臓がんの診断や治療のモニターとして利用されます。
肺がん検診の腫瘍マーカーは?
血液検査から肺がんを調べる 肺がんの主な腫瘍マーカーとしては、小細胞肺がんではNSEとProGRP、非小細胞肺がんでは、CYFRA21-1、SCC抗原、CEA、SLX、CA125が判定に使われています。
腫瘍マーカーの最高値は?
基準値高値の場合16.3 ng/ml以下小細胞肺がん、神経芽細胞腫などの神経内分泌腫瘍などで高値を示しますが、消化器がん、乳がん、卵巣がんでも高値を示すことがあります。