粉瘤は良性腫瘍のひとつで、アテロームや表皮嚢腫(ひょうひのうしゅ)と呼ばれることもあります。 皮膚の下に小さな袋ができて垢や皮脂などの老廃物がたまったもので、初期にはニキビに間違われやすいのですが、ニキビと違って粉瘤は自然治癒することはありません。
粉瘤はどのくらいで治る?
注射で局所麻酔をした後、膿が溜まっている部分の皮膚を切開して開放し、膿を出します。 切開した部分は膿がたまらないように縫わずに開けたままですが、処置を行なっていただき2週間から3週間程度でふさがります。
粉瘤を放っておくとどうなる?
粉瘤はほぼ自己完治することはないと言われています。 放置すると大きくなり、皮膚の内部に脱落した古い角質や皮脂がたまることで悪臭の原因になったり、袋が中で破裂して炎症を起こし、痛みや腫れ、膿が出るなどの症状を引き起こすことがあります。
粉瘤 何もしない?
粉瘤が巨大化し、何もしていないのに破裂してしまう場合もあります。 破裂して患部の周りに膿が飛び散ると、症状が悪化する恐れがあります。 悪化すると、さらなる炎症や化膿、また強い痛みをもつことがあります。
粉瘤 炎症 どれくらいで治る?
切開法を行い、内部を清潔に洗浄することで徐々に炎症は治っていきます。 ただし粉瘤の壁(袋の成分)は残ったままなので、いずれは再手術を行うのが前提となります。 また粉瘤の壁が残っていれば異物反応が続きますので、痛みが引く、落ち着くまでに時間(最低でも2週間以上)がかかってしまいます。