産科では，胎児ならびに付属物が娩出したのち，すなわち後産（あとざん）が終了した後に引き続いてみられる子宮出血をいう。 ふつう分娩終了後2時間までの出血量を計測し，それまでの出血量と合わせて分娩時出血量という。
分娩後異常出血 いつからいつまで？
分娩後異常出血（postpartum hemorrhage：PPH）は，産後24時間以内の出血量が経腟分娩で500mL，帝王切開で1000mLを超えるものと定義されている1）。
分娩時出血 何期？
・分娩時異常出血は，分娩第1，2期にみられる出血と，分娩第3期とその直後から2時間までにみられる出血の2種類に大別される. 前者は軟産道の裂傷，胎盤の部分的剝離による. 後者には軟産道の裂傷，子宮収縮不全，胎盤遺残，血液凝固障害によるものなどがある.
分娩2時間後の出血量は？
また、分娩出血量とは、分娩中及び分娩後２時間までの出血量をいい、正常値は５００ml未満であり、異常出血とは、分娩後２時間までに500ml以上の場合をいう。 弛緩出血によるショック状態が発生した場合、可逆性ショックから不可逆性ショックへと進行することを阻止する必要がある。
出産 出血 どのくらい？
お産後の出血について お産後に母体が死に至る場合、主因としては、産後の出血量が通常出産の場合は500ｃｃ以上、帝王切開の場合1000ｃｃ以上、が挙げられます。
