風邪の原因はほとんどがウイルス 病原微生物に感染した場合は抗生物質による治療が必要になりますが、ウイルス感染には抗生物質は必要ありません(※ウイルス感染による風邪でも、細菌感染を合併している場合は抗生剤の投与が必要になります)。
風邪に抗生物質は効きますか?
A. “細菌による風邪の可能性がわずかでもあるから”また、“肺炎になるのを予防したい” と言うふたつの理由で、“風邪といえば抗生物質”を飲んで来たと思います。 しかし、風邪のほとんどの原因であるウイルスに対して抗生物質は効きません。
抗生剤 8時間おき なぜ?
どうして指示が変わるのですか。 A:はじめにいわれた「8時間ごと」という意味は、一定時間に薬を飲むことによって、血液のなかで抗生物質の濃度を一定に保ち、細菌が発育する環境をつくらせないことをねらっています。
抗生剤 ウィルス なぜ?
ウイルスは細胞を持っていない 抗生物質が効くのは細菌で、抗生物質は細菌の細胞壁合成を阻害したりして増殖を抑え死滅させるのです。 しかし、ウイルスはタンパク質の殻とその中に入っている核酸(DNAやRNA)からなり、生命の最小単位である細胞を持っていません。
抗生物質はどの病気に効く?
抗生物質とは細菌を殺す薬です。 抗生物質を使うべき細菌感染症は、細菌性髄膜炎、細菌性肺炎、溶連菌感染症、百日咳、大腸菌などによる膀胱炎、とびひ、マイコプラズマ感染症(これは厳密には細菌感染症ではありませんが)などなど・・・・。