火葬は仏教由来の文化であり、遺体を火葬することを「荼毘(だび)に付す」とも言います。 仏教の思想では魂は肉体に宿るのではなく、死後は新しい肉体へ輪廻転生するものと考えられています。 インドでは古くから遺体を灰になるまで焼いて、灰は川に流す文化があるのはこのためです。 15 дек. 2020 г.
仏教 火葬 いつから?
鎌倉時代には庶民にも火葬が広まる 当時は墓地などに浅い溝を掘って、石や土器などで火床を作った火葬場が作られていました。 鎌倉時代に浄土宗、浄土真宗、禅宗、日蓮宗など鎌倉仏教が庶民に普及すると、庶民へも火葬が広まっていきました。 この頃の火葬は、野原に薪を積み、その上に遺体を置いて焼く野焼きでした。
何故日本は火葬になったのか?
火葬が増えたきっかけは、土葬の費用が高いという点だと言われています。 また、故人の住居よりはるか遠い土地で死を迎え、帰省するまでに時間を要する場合などに火葬が用いられることもあります。 また、火葬によってできた遺灰を、故人が好きだった土地へ撒く散骨という埋葬方法が増えていることも、火葬が増加している理由の一つです。
荼毘に付す いつから?
文献記録上、日本で最初に火葬された人物は僧侶の道昭(元興寺の開祖)で、文武天皇4年(700年)に火葬された。 これについては『続日本紀』にやや長い記事があり(wikisouce)、72歳で没した際に遺言によって粟原寺で火葬されたという。
キリスト教 火葬 なぜ?
キリスト教では、この世にはやがて終りがきて、すべての人間が最後の審判にかけられるという思想があり、この最後の審判の日に故人の魂は肉体に戻り復活すると考えられています。 火葬により肉体を焼いてしまうと、戻るべき肉体が亡くなってしまうため、肉体を残す土葬という手段がとられるのです。