副鼻腔炎が頭痛を引き起こすメカニズムはまだ解明されていませんが、副鼻腔の炎症が三叉神経の近くまで広がり、三叉神経が刺激されることが原因の1つだと考えられています。 三叉神経は、名前のように大きく3つの神経(眼神経、上顎神経、下顎神経(かがくしんけい))から構成されており、おでこから顔全体に広がる神経です(図2)。
副鼻腔炎 頭痛 何科?
頭痛や鼻水・鼻づまり・鼻水がのどに落ちてくる、といった症状が長引いている場合は副鼻腔炎の可能性があるため耳鼻咽喉科を受診しましょう。
副鼻腔炎はなぜなる?
副鼻腔炎(蓄膿症)は、風邪かぜのウイルスや細菌、アレルギーなどにより、副鼻腔の粘膜ねんまくに炎症が起こることで発症します。 風邪(ウイルスや細菌感染)やアレルギーなどがきっかけで鼻の中で炎症が起きると、鼻の粘膜が腫はれたり、ドロドロした鼻水が出てきたりします。
副鼻腔炎 頭痛 どんな痛み?
副鼻腔炎に伴う頭痛は膿が貯まっている副鼻腔の部位に一致して疼痛が現れる場合があり、上顎洞の場合、頬っぺたや歯の痛み、前頭洞の場合はおでこの痛み、篩骨洞の場合は目と目の間やこめかみの痛み、蝶形骨同の場合は目の奥の痛みなどを来す場合があります。 ただ、複数の副鼻腔に炎症を来してる場合は部位がはっきりしない場合もあります。
鼻閉 頭痛 なぜ?
鼻粘膜が腫れると鼻詰まりを感じるようになりますが、鼻とつながっている副鼻腔(骨の中の空洞)にも空気が入りにくくなります。 これを副鼻腔の換気障害といいますが、換気障害で副鼻腔内が陰圧となることで頭痛が発生します。