「お腹の張り」とは、お腹全体または部分的に張った感じがすることで腹部膨満感といいます。 一般的に、腹部膨満感には2種類あります。 「お腹が張って苦しい」、「お腹が重い」、「お腹がゴロゴロする」などの消化管にガスがたまって生じるものと、「胃が重苦しい」、「胃に不快感がある」など胃の運動機能が低下して起こる胃部膨満感です。
お腹の膨張感 何科?
受診科目は内科または消化器内科が適しています。 診察時に腹部膨満感がどのくらい続いているか、どのような時に腹部膨満感が出やすいか、他の症状があれば、その旨を正確に医師に伝えましょう。
腹部膨満感 なぜ?
お腹からガスを排出する機能の低下によるもの ストレスや胃腸炎などで胃腸の運動機能が低下すると、腸内に溜まったガスが排泄されずに腹部膨満感が起こります。 また便秘が続くと、溜まったガスが排出されずに腸内にとどまり腸が膨張し、お腹がはります。
胃部膨満感 なぜ?
原因は、胃の排出と適応性弛緩(食べ物が胃に入ってきたときに胃が拡張すること)の異常や、胃・十二指腸の知覚過敏、心理的ストレス、ピロリ菌、遺伝的要因、生活習慣の乱れなどが、複合的にかつ相互に作用しあって生じるとされています。
お腹にガスが溜まるとどんな症状?
腸がねじれたり、腸管内に便やできものなどがあり、通過障害を認めることにより、便にガスが溜まり、腹痛やお腹の張り、ひどくなると吐き気や嘔吐などを引き起こします。