全摘術、核出術にかかわらず、腹腔鏡で手術をされた場合、おなかに注入した炭酸ガスが貯留するため、術後2、3日は肩のあたりが痛いことがありますが、それも自然に消えていきます。 炭酸ガスは、1週間以内に吸収されるのが普通です。 また、術後に発熱することがありますが、2、3日で熱が下がれば心配はいりません。
腹腔鏡手術後 重いもの いつから?
重たいものを運ぶような 重労働は少なくとも術後1ヶ月は控えていただく ほうが望ましいです。
腹腔鏡手術 ガス なぜ?
そのガスについて、当院では外科の腹腔鏡手術でも用いている「炭酸ガス(二酸化炭素)」を用います。 炭酸ガスは非常に速やかに体内に吸収される(普通の空気の200倍早く吸収される)ため、検査後にガスがお腹に溜まりにくくなっています。 吸収された炭酸ガスは、呼吸によって肺から速やかに排出されます。
腹腔鏡手術 何時間?
腹腔鏡手術は小さな手術ですか? A. いいえ、開腹手術と内容は一緒です。 手術時間は卵巣/卵管の手術で約 2時間、子宮筋腫核出術や子宮全摘術では3時間半ほどかかります(実際の手術時間に加え、手術室での準備や全身麻酔の導入・覚醒に1時間ほど必要です)。
腹腔鏡手術の副作用は?
腹腔鏡手術での合併症ないしは偶発症のお話し 合併症として、皮下気腫・術後出血/術後感染・腸閉塞・血栓症・ガス塞栓症等があります。 癒着が強固な場合には、偶発症として隣接臓器(腸管・膀胱・尿管)損傷の可能性もあります。