中程度の量の腹水がたまると、胴回りの寸法と体重が増えることがあります。 大量の腹水は、腹部の膨隆と不快感を引き起こすことがあります。 腹部が張り詰めて、へそが扁平になったり飛び出たりすることさえあります。 腹部が膨張すると、胃が圧迫されて食欲不振になったり、肺が圧迫されてときに息切れを起こしたりします。
腹水がたまるとどんな症状がでるの?
腹水は少量であれば自覚症状はあまりみられません。 大量になるとお腹が膨らんで蛙腹になったり、おへそが飛び出ることもあります。 胃が圧迫されて食事がとれなくなったり吐き気が出ることもあります。 肺との境界である横隔膜を押し上げて肺が膨らみにくくなり息切れを感じることもあります。
腹水がたまるのはなぜ?
肝硬変などによる血液中の 血液中のアルブミンが少なくなると、血管の外に漏れ出た水分を血管内に戻すことができなくなり、腹水がたまります。
腹水 抜きすぎるとどうなる?
「腹水は一度に大量に抜くと血圧が下がり循環不全を起こして、ひどい場合はショック症状につながることもあります。 そのため、抜くとしても一度に1~2ℓの少量に限られます。 10ℓ以上の腹水がたまっている患者さんにとって、これでは症状緩和効果は得られません。
腹水何リットルたまる?
腹水とは臓器の摩擦を減らすようにごく少量、臓器を包む腹膜の中に存在しますが、癌や肝硬変になってしまうと、血管からしみ出た水分を戻す力がなくなって、腹腔中にたまっていきます。 正常時には50cc程度の腹水が末期になると、20リットル以上にもなり、臓器や血管を圧迫。