複雑骨折とは、折れた骨が外部で出ている状態の骨折のことです。 骨折ではあるものの、外傷も込みで治療することになります。 医師のあいだでは開放骨折と呼ばれることが多く、治療が複雑であるケースが多いのが特徴です。 骨だけで治療が不可能な場合があり、金属プレートやボルトを使って補強するケースもあります。
複雑骨折ってどんなん?
腕や足が骨折し、折れた骨が皮膚を突き破って外に出てしまう状況を開放骨折(あるいは俗に複雑骨折)と称します。 外に突き出てしまっているために骨髄炎を起こしやすく、緊急に手術を行うのが望ましいです。
疲労骨折ってどんな感じ?
ケガが原因で起こる外傷骨折と違って、強い痛みや皮下出血、大きな腫れを伴うことはないものの、運動しているときや圧迫したときに痛みを感じることが多いです。 痛みのある部位が腫れたり、少し膨らんだりする場合もあります。
不全骨折って何?
骨が完全に断裂しておらず、部分的につながっている骨折です。 いわゆる「骨にヒビが入った」状態ですが、医学的には骨折に分類されます。 骨にヒビが入った程度の「亀裂骨折」や、外見的には変化が見られないものの内部が離断している「骨膜下骨折」などがその典型です。
骨折るとどうなる?
骨折の症状は、腫脹と皮下出血、疼痛と圧痛、変形と異常可動性、機能障害です。 骨の周りには神経や血管が豊富なことから、骨折すると強い痛みと腫れを生じます。 骨折部とその周囲からの出血が皮下に広がり、あざができたり、変色したりします。