産後によくある症状の一つが身体のむくみです。 その原因として出産により羊水などが一度に体外に出たため、身体の水分バランスが崩れてしまうことがあげられます。 また、安静にしていたため、血流が悪くなり足だけにむくみが出るという人も多いようです。
産後の浮腫みはいつとれる?
体が必死に水分をため込もうとして、むくみとなってしまいます。 また、産後の睡眠不足や運動不足から、新陳代謝が低下、老廃物をため込んでむくみが悪化します。 帝王切開や無痛分娩(ぶんべん)での出産の場合、安静にしている状態で点滴を受けたこともむくみの原因となります。 産後のむくみは1カ月くらいで落ち着くことが多いようです。
産後 着圧ソックス なぜ?
● 着圧ソックスは、足を適度に加圧することで血流を促進させ、余分な水分が溜まるのを防ぐ働きが期待できます。 お腹が大きくなって、ストレッチやマッサージが自分でできなくなった人や、産後の育児や家事で立ち仕事が続いたり、疲れて自分のケアにまで手が回らないという人でも、手軽に取り入れやすいセルフケアといえるでしょう。
産後の肥立ちはいつまで?
出産後、6〜8週間かけてママの身体は妊娠前の状態に戻ろうとし、子宮が収縮する時に「後陣痛」が起きたり、「悪露」が出たりします。 この時期を「産後の肥立ち」期間と呼び、この期間を安静に過ごすか否かで、その後の体調に大きな影響を及ぼします。
むくみはなぜ起こるのか?
浮腫が起こるメカニズムは、「血管内圧の上昇」「低蛋白血症による血漿膠質浸透圧低下」「ナトリウムの貯留」「リンパ管障害」の4つに分類されます。 また、全身に起こるものを全身性浮腫、局所的に起こるものを局所性浮腫といいます。