真ん中にある「大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)」は「馬の脳」といわれ、喜怒哀楽(きどあいらく)などの感情をつかさどる部分です。 いちばん外側にある「大脳皮質(だいのうひしつ)」は「人の脳」といわれ、見る、聞く、さわる、味わう、においをかぐという感覚の「五感」や、運動、言葉や記憶、思考などの高度な機能を果たしています。
感情はなんのためにあるのか?
感情は、脳内の扁桃体というところから生まれると言われています。 扁桃体は外の環境から信号を受け取って、それが自分にとって危険か安全か、何かいいことがあるのかそうではないのか意味づけをし、危険なら不快、安全なら快というような感情を引き起こします。
意識は脳のどの部分?
1. 意識の中枢: 大脳は高次の知的機能を担います 大脳は、最大の脳構造であり、前脳の一部です。 そのひときわ目立つ外側の部分(大脳皮質)は、感覚および運動情報を処理するだけでなく、自分自身と外界を考慮する意識を司ることができます。
怒りは脳のどの部分?
怒りを司っているのは、側頭葉の内側にある「扁桃体」と呼ばれる箇所です。 これは、は虫類にもある「古い脳」で、恐れを感じる場所でもあります。 例えば、事故や手術などで扁桃体が傷つくと、恐怖や怒りを一切感じなくなってしまうケースがあります。 実は、怒りと恐れの間には、とても密接な関係があります。
脳の司令塔はどこ?
前頭前野は「脳の司令塔」と呼ばれ、意思や計画性、判断、創造、記憶、抑制、集中など、人間の行動のキーになる働きを司っています(図3)。 その発達のためには適切な刺激を与える必要があります。