がんは、正常な細胞の遺伝子が傷ついてできた異常な細胞が、無秩序に増え続けて発生する病気です。 「悪性腫瘍」とも呼ばれることがありますが、まず「腫瘍」とは細胞のかたまりのことです。 正常な細胞は、体や周囲の状態に応じて、増えたり、増えることをやめたりします。
癌になると体調はどうなる?
がんが進行して大きくなると、がんからの出血が増えるために貧血が見られたり、直腸の通りや機能が障害されて便が細くなったり、残便感、腹痛を感じたりすることがあります。 また、末期がんでは肺や肝臓に転移しやすく、転移がんが発見のきっかけとなることも稀ではありません。 これらの転移を生じた場合には、生存率が著しく低くなります。
癌 がん どっち?
「がん」と「癌」の違い 平仮名の「がん」には、漢字の癌、肉腫、白血病や悪性リンパ腫などが含まれます。 一方、漢字の「癌」は癌腫と同じで、肉腫や悪性リンパ腫は含まれません。 ですから一般に「がん」といいますと、悪性腫瘍(悪性新生物)全般のことで、胃癌や肺癌のような癌と白血病や骨肉腫のような肉腫のことを示します。
癌の漢字は?
漢字の「癌」 漢字の「癌」は、人間の身体の外部と繋がっている箇所にできた悪性腫瘍に使用されています。 代表的な例としては、肺癌、乳癌、胃癌、大腸癌、子宮癌、卵巣癌、食道癌、皮膚癌などです。 また頭頸部の癌(喉頭癌、咽頭癌、舌癌等)などもです。
癌 何年前から?
がんは、見つかるまでに10年から20年かかります。 死なない細胞ですから、時間が経った分だけ、細胞の数は増えていきます。 たった1つのがん細胞が検査でわかるほど大きくなるには、10年から20年の時間が必要です。 つまり、長く生きなければがんができる「いとま」がないと言えます。