高カルシウム血症とは,血清総カルシウム濃度が10.4mg/dL(2.60mmol/L)を上回るか,または血清イオン化カルシウム濃度が5.2mg/dL(1.30mmol/L)を上回った状態である。 主な原因には副甲状腺機能亢進症,ビタミンD中毒,がんなどがある。
高カルシウム血症になるとどうなる?
高カルシウム血症による症状は 血清カルシウム値が、12~13mg/dl以上で倦怠感、疲労感、食欲不振などが起こり、さらに高度になると筋力低下、口渇、多飲、多尿、悪心、嘔吐等が出現します。 高カルシウム血症は、腎臓での尿濃縮機能を低下させるため、ほとんど全例で脱水が見られます。
高カルシウム血症 症状 なぜ?
高カルシウム血症とは、血液中のカルシウム濃度が非常に高い状態をいいます。 カルシウム濃度の上昇は、副甲状腺の問題や、食事、がん、骨に影響を及ぼす病気が原因で発生します。 最初に消化管の不調、のどの渇き、多尿がみられ、重症化すると錯乱、やがて昏睡に至ることがあります。
高Caの原因は?
高カルシウム血症の原因は骨からのカルシウム放出の増加、および腎臓における尿中Ca排泄低下により生じる。 この中で骨吸収増大によるCa放出が最も頻度が高く重要な病態であり、原発性副甲状腺機能亢進症と悪性腫瘍で高Ca血症の90%以上を占める。
高カルシウム血症の初期症状は?
高カルシウム血症は症状がないことがよくあります。 初期症状としては、便秘、吐き気、嘔吐、腹痛、食欲減退、異常に多量の尿などがあります。 きわめて重度の高カルシウム血症は、しばしば錯乱、情動障害、意識の混濁、幻覚、昏睡を伴う脳の機能障害を引き起こします。 筋力が低下し、不整脈から死に至ることもあります。