長期間の高血圧でまず起こりやすいのは、心臓の左心室などに負荷がかかることで心臓の壁が厚くなる心肥大です。 また、心筋に血液を送る役割の冠動脈の血管が詰まる冠動脈心疾患もよく見られます。 さらにこの2つの疾患が原因となり、不整脈、心不全、狭心症、心筋梗塞などの発症リスクが高まります。 8 авг. 2017 г.
血圧が高いまま放置するとどうなる?
しかし血圧が高い状態を放置しておくと徐々に動脈硬化が進行し、大血管、心臓、脳血管、腎臓、眼の網膜などの内臓が傷害を受け、動脈瘤、動脈解離、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、脳出血、腎不全、視力障害などの重大な病気を引き起こすことになります。
高血圧は何歳ぐらいから?
高血圧を発症するタイミングは男女で異なりますが、男性は女性よりも早く発症する傾向がありますが、男女ともに50歳を超えると半数以上が高血圧になるといわれています。 男性は30歳から女性は40歳から家庭での血圧計測を開始することを強くお勧めします。
高血圧が続くとどうなりますか?
血圧が高い状態が続くと、血管にいつも強い圧力がかかることで血管の壁は傷つき、次第に厚く硬くなります(動脈硬化)。 この動脈硬化は、細い血管にも太い血管にも起こり、進行すると様々な合併症を引き起こし、脳卒中や心筋梗塞、腎臓病など命に関わる重大な病気の原因となります。
高血圧 リスク 何倍?
この報告によると、40~64歳の中壮年者で、脳心血管疾患で死亡するリスクが最も低いのは至適血圧(収縮期血圧120mmHg未満かつ拡張期血圧80mmHg未満)の人であり、III度高血圧(収縮期血圧180mmHg以上かつ/または拡張期血圧110mmHg以上)の人のリスクはその約10倍であることが示されています1)。