エストロゲンが減ってしっかり働かなくなると、骨の新陳代謝のバランスが崩れ、骨形成のスピードが上回って、骨密度が低下します。 エストロゲンの低下→骨密度の低下→骨粗鬆症上記のように、骨密度が低くなって骨の強度が低下した状態が骨粗鬆症で、更年期を迎えた女性は特に発症しやすいです。
女性はなぜ骨粗鬆症になりやすい?
女性は生まれつき骨格が小さく筋力も弱く、また妊娠や授乳期などカルシウムを大量に必要とする時期があります。 さらに閉経期を迎えると、卵巣からでる女性ホルモンの「エストロゲン」の分泌量が急激に減少します。 エストロゲンは骨の吸収を抑制する作用がありますので、これが欠乏すると骨粗鬆の状態になります。
エストロゲン減少 骨粗鬆症 なぜ?
加齢に伴ってエストロゲンが減ると破骨細胞の働きが盛んになり、骨をつくる骨芽細胞の働きが追いつかなくなるため骨量が減ってスカスカになった状態が骨粗しょう症であり、骨折のリスクが高くなります。 骨粗しょう症は、骨が軽石のようにスカスカになった状態のことで、骨がもろく折れやすくなります。
更年期骨粗鬆症の対策は?
「カルシウムとビタミンD、大豆製品(イソフラボン)を積極的に摂りましょう。 サプリメントではエクオールもいいですね。 カルシウムは牛乳、乳製品の効率がいいです。 ビタミンDは魚(さけや青魚など)から摂ると抗酸化作用があり、動脈硬化対策にも。
骨粗鬆症の原因は?
加齢に伴って骨の量は減少します 若い人でも極端なダイエットや運動不足、ステロイド剤の服用などの影響で骨粗鬆症になることもあります。 長年の生活習慣(喫煙、アルコール・カフェインの多飲、日照不足など)が原因となることから、生活習慣病との関連も重要と考えられています。