骨粗鬆症とは、骨に含まれるカルシウムなどが減り、骨がもろくなる病気です。 閉経後の女性に多い病気です。 背中や腰が痛む、背中や腰が曲がってくる、身長が縮んでくるなどの症状があります。
骨粗鬆症 何が減少?
骨粗鬆症とは、骨強度が低下し、骨折しやすくなった状態のことです。 骨強度を規定する「骨密度」や「骨質」が低下することで、骨粗鬆症となります。
骨粗鬆症 どうしたらいい?
骨粗鬆症の治療薬としては、ビスフォスフォネート、ラロキシフェン、 活性型ビタミンD3、カルシトニン、ビタミンK2、 イプリフラボン、カルシウム剤などがあります。 これらの薬は、吸収される骨量を少なくしたり、新しくつくられる骨量を増やしたりする働きがあり、骨粗鬆症治療に有効な薬物として広く使われています。
加齢 骨量減少 なぜ?
加齢:歳をとるとともに、身体の中のホルモンが変化するために、骨量が減少します。 その他、胃酸分泌の低下や腸の吸収能の低下、腎臓での尿へのカルシウム排泄の増加なども原因となります。 エストロゲンは骨形成を進め、また骨吸収を抑えます。
骨密度の低下 なぜ?
加齢によって骨密度が低下するのは、女性ホルモンの分泌量減少に加えて腸管でのカルシウムの吸収が悪くなったり、カルシウムの吸収を助けるビタミンDをつくる働きが弱くなるなどの理由があります。 また、若い頃よりも食事量や運動量が減るといった生活習慣の変化も関係します。
骨粗鬆症になるとどうなる?
骨粗しょう症の症状の背中の曲がりや背の縮みは、内臓を圧迫し、呼吸器機能や消化器機能を低下させます。 また、わが国の足の付け根の骨折( 大腿骨近位部骨折 だいたいこつきんいぶこっせつ )の予後に関する報告では、骨折した方のうち、およそ10%強の患者が1年以内に死亡していくとしています。
骨粗鬆症 転倒 なぜ?
サルコペニアでは、筋力の低下により、一般道路の歩行や階段の昇降にも支障を来たし、行動範囲が狭められてくる。 その結果、骨に伝わる重力の刺激が減弱することにより、骨の脆弱化が促進される。 さらにこのような身体機能の低下が、転倒なども起こしやすいことも明らかになってきた。