一言でいえば、背がのびるのは、足の骨(ほね)や背骨(せぼね)がのびるからです。 骨にはとなりの骨と連結しているところに、軟骨(なんこつ)というやわらかい部分があります。 骨がのびるときは、まずこの軟骨が大きくなります。 軟骨は、先に成長したところから順にかたくなり、それが骨となって、少しずつ骨が大きくなっていくのです。
骨はどうやって伸びるのか?
骨には「骨端線(こったんせん)」という軟骨層があり、脳から分泌される成長ホルモン等がそこへ働きかけることで骨が伸びます。 これが、身長が伸びる仕組みです。 大人になると固くなって伸びなくなるので、骨端線がやわらかい成長期のうちにいかに骨を伸ばすかが重要。
骨端線はどこにあるの?
骨端線とは、骨の中央部と端の間にある軟骨を表す。 文字通り、軟らかい骨であり、この軟骨が成長することによって、長軸方向に骨が伸ばされ、背が伸びていく。
骨の成長は何歳まで?
成長するにつれて、骨端軟骨部分にも血流が生まれ、カルシウムの沈着が起こり、骨端軟骨も骨化していきます。 そして、15歳から18歳ぐらいまでで骨の成長は終わります。
何を食べたら背が伸びる?
カルシウムは骨の“密度”を上げる栄養素なので、骨の成長をうながして身長を伸ばすには、タンパク質と一緒に摂取することが重要なんです。 また、カルシウムとタンパク質の吸収をよくするためには、ビタミンCやD、K、B群といったビタミン、そしてマグネシウムなどの栄養素も一緒に摂ることがポイント。