骨年齢が男子17歳以上、女子15歳以上になると、骨端線が閉鎖し、成熟した大人の骨になり身長の伸びが止まります。 それが「成人身長」です。 成長率が低下して「成人身長」になると、成長ホルモンによる治療は終わります。 この時期を決定するためにも、成長曲線で身長の伸びを確認することが重要です。
骨端線 閉じたあと 何センチ?
手のレントゲンを見て、骨端線が閉じた瞬間を確認でき時から約2cm程度伸びる可能性があります。 ただし全身の骨端線が閉じた状態であれば、伸びる可能性はほぼゼロという表現ができると思います。
骨端線 閉じる なぜ?
骨端線閉鎖のメカニズムは、まだ完全に理解されていませんが、女性ホルモンが重要であると考えられています。 骨端線は、成長軟骨帯(成長板)と呼ばれる成長期特有の軟骨組織に相当します。 ここで軟骨内骨化と呼ばれる軟骨が骨に置き換わる現象(骨化)がおこり、骨は長軸方向に伸びていきます。
手根骨の骨年齢は?
骨は成長段階を評価しやすく、矯正臨床では顎骨の成長予測をする際に手首や手の指の骨の大きさや手のひらにある手根骨の数、成熟度などを評価しながら骨年齢を判定します。 8つの手根骨は男子は12.5歳、女子は10.5歳ごろに有頭骨、有鉤骨、三角骨、月状骨、大菱形骨、小菱形骨・舟状骨、豆状骨の順で完成します。
身長は何歳で止まる?
成長スパートの時期を過ぎると、身長の伸び率(1年あたりの伸び幅)は徐々に減少し、一般的に男女共18歳頃には身長の伸びが止まります。