骨と骨の間に隙間があって適度の刺激を受け出血すると血液が溜まります、そうすることで血液や炎症細胞から再生を進める物質がでて骨と骨をしっかりとくっつけるのです。
骨はどうやってくっついているのか?
コラーゲンという繊維(鉄筋)のまわりにリン酸カルシウム(コンクリート)がたくさんくっついて骨ができているのです。 骨は生きた細胞からできていて、それぞれが手を取り合うように結びつきあっています。 骨は、16〜18歳の成長期によく伸びます。 骨には小さな穴があいていて、そこには血管が通っています。
骨はどのくらいで付くのか?
そして、骨を作る働きをする「骨芽細胞」が、破骨細胞によって吸収された部分に新しい骨を作る(骨形成)のです。 骨は、2~5か月かけて作り直され(リモデリング)、1~4年周期でこれを繰り返すと言われています。 また、1年間でおよそ20%の骨がリモデリングされていると言われています。
骨折 どうやってくっつく?
骨折部では骨髄から出血して、血腫という種々の成長因子を含んだ凝血塊ができ、骨折部の周囲組織の炎症がおさまるとともに様々な細胞が増殖して骨癒合に向かいます。 また骨折部周辺の骨膜にある骨膜細胞が骨芽細胞という新しい骨を作る細胞に変化し、骨の形成を始め、骨の修復が始まります。
骨の癒着期間は?
細い骨では骨折後約3週間、太い骨では約3カ月間で骨癒合と診断されますが、子どもではより早く、高齢者や低栄養の人ではより遅れて骨折部が癒合します。