骨にはとなりの骨と連結しているところに、軟骨(なんこつ)というやわらかい部分があります。 骨がのびるときは、まずこの軟骨が大きくなります。 軟骨は、先に成長したところから順にかたくなり、それが骨となって、少しずつ骨が大きくなっていくのです。 この軟骨の成長が止まると、骨は、もうそれ以上長くなることはありません。
骨はどこが伸びるのか?
この急激な骨の変化(身長の伸び)は骨端プレートと呼ばれる長骨(上腕骨や大腿骨のような棒状の骨)の両端にある薄い軟骨の層での骨細胞の分裂による成長によるものです。 この成長ゾーン(骨端プレート)も、個人差はありますが約16~18歳を過ぎる頃には閉じられていきます。
背が伸びるのは何故?
背が伸びるのは、骨が成長するからです。 ひとの体には約200個の骨がありますが、なかでも足の骨と背骨は身長の発育に最も関係しています。 細長い形をした骨の両端には、骨端線(こったんせん)とよばれる細胞が活発に増えている部分があり、この部分から骨が伸びていきます。
骨はいつ伸びる?
男の子であれば16歳0ヶ月の時点でほとんど骨端線は閉じていきますけども、16歳0ヶ月から平均的に2cm弱程度伸びます。
女性の身長は何歳まで伸びる?
これを思春期の成長スパートといいます。 速度がピークに達する年齢は、男子が13歳、女子が11歳です。 ピークを過ぎると、速度はゆるやかになり、やがて身長の伸びが止まります。 この時期は「性ホルモン」が重要な働きをしています。