骨の主成分はリン酸カルシウムと炭素ですが、このリン酸カルシウムが骨壺内の水と反応することで、ゆっくりと分解され、しまいには跡形もなく消えてしまいます。 遺骨周辺の環境にもよりますが、遺骨が完全に解けてしまうまでの期間は大体50年~100年といわれています。
遺骨 納骨しないとどうなる?
納骨しないと故人が成仏できないということはありません。 納骨にかかわらず、浄土真宗であれば死後すぐに、それ以外の宗派であれば四十九日のタイミングで霊魂がこの世をさまようことはなくなります。 最近では供養の方法も多様化しており、必ずしも納骨にこだわらなくても構いません。
永代供養 遺骨はどうなる?
こうした合葬墓や合同墓は、契約後何年間かは骨つぼか布袋に入った遺骨は個別に安置されますが、それ以降は、遺骨は取り出され、別の場所でほかの人の遺骨とまとめて合葬されることが一般的です。
遺灰 どうなる?
「遺灰のその後」について 地方によって異なりますが、ほとんどの場合は、あらためて供養されたのちに供養塔に収められることになります。 その供養塔も遺灰でいっぱいになると埋設されることが多いようです。 当然のことながら、遺灰が一般ゴミや産業廃棄物として捨てられることはありません。
先祖の遺骨 どうする?
納骨室のつくりはさまざまですが、底が土になっている場合など、先祖代々のお墓の場合では、五十回忌を迎えた古い遺骨から順に取り出し、細かく砕いて、納骨室の土へ埋める方法が多いようです。 納骨室がコンクリートなどで囲まれている場合は、古い遺骨を砕いて、ひとつの骨壺にまとめるという方法もあります。