骨膜(こつまく、英: periosteum)は、緻密骨の外側に存在する強靭な線維性の被膜。 線維層と骨形成層から構成される。
骨膜はどこを覆っている?
「骨膜」とは、骨の表面を覆っている膜のことをいう。 関節軟骨と筋がついている部分には存在せず、関節部分では関節を覆う「関節包」につながっている。 血管や神経、リンパ管が走っており、骨へ血液を巡らせ、刺激や痛みなどを知覚する。
骨膜 何組織?
骨を形成する結合組織で、骨の周囲を囲む生細胞からできた膜で、骨芽細胞に分化する細胞が存在する。
骨質の血管は?
骨に栄養を送る血管には2種類あり、骨の外表面と内表面から骨組織に入る。 外表面の系統のものは、骨膜に分布する動脈からフォルクマン管を通って骨組織に侵入し、主に緻密質の外表部を栄養する。 骨幹と骨端とでは、別々の動脈から骨膜に枝が送られることが多い。
骨細胞 どこにある?
骨細胞(こつさいぼう、星型細胞、英: osteocyte)は、骨において 90 – 95 % を占めるとされ、最も大量に存在する細胞である。 骨細胞には核が存在し、成熟した骨細胞においては一般的に小胞体、ゴルジ装置などのオルガネラの発達は緩慢である。