炎症期は骨折後2〜3日で活動のピークを迎えますが、治まるまでには数週間かかります。 骨折した人が経験する初期の痛みのほとんどは炎症期のものです。 修復期は骨折から数日のうちに始まり、数週間から数カ月続きます。 修復された新しい骨は外仮骨と呼ばれ、この時期に形成されます。
骨折 炎症 いつまで?
炎症は骨折後2~3日でピークを迎えますが、治まるまでには数週間かかります。 骨折した直後の痛みの大半は、炎症によるものです。 この段階と修復期では、骨折した部位を動かないように固定(例えばギプスや副子などで)しなければならないことがよくあります。
骨折時の三角巾はいつまでするのか?
受傷早期から生活で患手を使っていると、骨折部の骨がずれてしまうことがあります。 特に受傷から3週間は患手を使わず、三角巾を使用して安静を保ってください。
骨折 腫れ いつから?
骨折してから数時間後に、骨折部周辺が腫れてきます。 これは出血や炎症によるもので、腫れがひくまでには2~3週間かかることもあります。 折れた骨によって太い血管が傷ついていることもあるので、急激に腫れてくる場合や、低血圧による脳貧血症状があらわれた場合は注意しましょう。
骨折 炎症反応 なぜ?
骨折直後には、血管が断裂して出血し、骨折部位に免疫細胞が集積します。 免疫細胞は、損傷時に生じた組織や細胞の細片を除去したり、サイトカイン注4)などを産生して炎症を引き起こしたりします。