骨転移の有無や広がりの程度は、骨シンチグラフィー(骨シンチ)やCT、MRIなどの画像検査で確認します。 また、近年の画像技術の進歩に伴い、新たな画像検査方法の実用化が進んでいます。 各種検査方法については、担当医師にお尋ねください。
骨に転移した癌の痛みってどんな感じ?
骨転移が起こると腰や肩、背中あたりに痛みが生じることがあります。 転移部分の骨がもろくなり、小さな衝撃を受けるだけで骨折しやすくなるというのも症状の一つです。 背骨に転移した場合、大きくなった腫瘍に脊髄が圧迫されて、しびれを感じることもあります。 また、しびれだけでなく痛みを感じる方も。
骨転移 どこが痛い?
骨転移の部位に応じて,腰椎→腰痛,胸椎→背中の痛み,大腿骨→股関節や太ももの痛み,骨盤→腰のあたりの痛み,上腕骨→腕の痛み,などが現れます。 このような痛みは骨転移以外の原因でも現れますが,数日にわたって痛みが消えないような場合には,骨転移の可能性もありますので,担当医に相談しましょう。
骨転移の確定診断は?
骨転移の確定診断は、何から決定されるのでしょうか。 骨転移の診断の多くは臨床的に行います。 痛み・しびれなどの症状と、血液検査、レントゲン・CT・MRI・骨シンチ・PET-CTなどの画像診断で行い、疑わしい症例、紛らわしいものに関しては、経過観察します。
癌の骨転移の症状は?
骨転移では痛み、骨折、麻痺、高カルシウム血症などの症状が高頻度で見られます。 骨転移で生じる痛みとしては、がんそのものが産生する発痛物質で起こる痛みがあります。 また、がんが大きくなって周囲の神経を圧迫して発生する痛みや、骨折による痛みもあります。 一方、脊椎に転移したがんが脊髄を圧迫すると麻痺が現れます。