こつ‐そしき【骨組織】 骨を構成する組織で、骨細胞と骨質とからなる。 骨質は血管や神経の通るハバーズ管を年輪状にとりまき、骨細胞はその中に点在する。 軟骨組織に対して硬骨組織ともいう。
骨組織の構成は?
骨組織は骨細胞osteocytes、基質、膠原細線維、接合質および種々の塩からなっている。 特殊な分化を遂げた結合組織の一種で、その特徴は豊富な細胞間質(骨基礎質という)にカルシウム塩類を主とする無機塩類が沈着し、固有の硬さをもっていることである。
骨組織の主成分は?
一方, 組織としての骨は,無機成分,コラーゲンなどの有機基質, 種々な細胞によって構成され,カルシウムやリンなどのミ ネラルを貯蔵し生体内のバランスを整える役割も果たして いる.
骨組織 どこ?
骨のなかで、骨の表面付近にある、硬い骨組織がみっしり詰まっている場所は緻密骨(緻密質、皮質骨)といい、骨の内部にある、硬い骨組織がスポンジ状に穴だらけになっている場所を海綿骨(海綿質)という。 海綿骨の部分で骨組織のすき間に入り込んでいるのは、骨の内側にある骨髄の組織である(骨髄は血球をつくる場所)。
骨は何でできているのか?
骨の主成分は、リン酸カルシウムとタンパク質です。 骨の中の無機質(主にカルシウムとリン)の量を「骨量(骨塩量)」といい、単位体積内の骨量を「骨密度」といいます。