過呼吸で何度も呼吸を繰り返すことで体の酸素が多くなり、代わりに二酸化炭素が少なくなります。 二酸化炭素が減ると、いつもは中性に保たれている血液がアルカリ性に傾きます。 その結果、血管の収縮などが起こり、手足のしびれが生じます。
過呼吸 痙攣 なぜ?
原因は、過呼吸により血液中の炭酸ガス濃度が下がり、血液がアルカリ性に傾くことで血管の収縮が起き、テタニーと呼ばれる手足のしびれや筋肉のけいれん・収縮を招きます。
過呼吸 なぜ苦しい?
過呼吸になると、なぜ息が苦しくなるのでしょうか。 「不安」や「緊張」を強く感じると、心と体が「興奮状態」になり、全身に酸素を含む血液をたくさん送ろうと、心臓を"ドキドキ"させたり、息を"ハアハア"させたりします。 すると、息苦しくて不安になり、さらにたくさん息を吸おうとします。
過呼吸 ほっとくとどうなる?
放置すると発作は数10分以上続きますが、決して死ぬことや後遺症を残す事はなく、どんなに強い発作でも、時間とともに必ず軽快していきます。 過呼吸発作は、一生に一度しか出ない人もあれば、時期によって毎日頻発することもあります。 発作が起こった緊急時には、小さめの紙袋を口に当てて反復呼吸させます。
過呼吸 アルカリ性 なぜ?
過呼吸になると換気が活発に行われ、酸素はもともと飽和しているので変わりないのですが、不要な二酸化炭素がどんどん身体から抜けていきます。 ですから血中では、二酸化炭素が少なくなります。 二酸化炭素が少なくなると、酸が抜けて血液がアルカリ性に傾きます(呼吸性アルカローシス)。