心に抱えている不安や恐怖、緊張など精神的なストレスが引き金で起こります。 人によって感受性の違いはありますが、発作を起こしやすい性格として、「几帳面」や「心配症」などが挙げられます。 上記以外に、マラソンなどスポーツの直後や睡眠不足などの肉体的疲労からも起こります。
過呼吸ってどんなんですか?
過換気症候群(過呼吸)は、仕事や人間関係などのストレス疲労や睡眠の質の低下、過労などがきっかけとなり、呼吸が速くなる状態のことをいいます。
過呼吸 どのくらいで収まる?
呼吸の速さと深さを自分で意識的に調整すれば2~3分で自然に治まる。 少しずつ息を吐く。 また息を吐く前に1~2秒くらい息を止めるくらいがベター。 本人は落ち着かなければと思っていてもできないので協力者が胸や背中をゆっくり押して、呼吸をゆっくりするように促す。
過呼吸で死ぬことはありますか?
過呼吸(過換気症候群)により呼吸が思うようにできないと「死んでしまうかも!」という強い不安に襲われる方もいらっしゃいますが、過呼吸(過換気症候群)で死ぬことはありません。 パニック障害の治療で、十分なサポートの元で、わざと過呼吸を起こして取り組む治療もあるぐらいです。
過呼吸は何科を受診する?
過呼吸・過換気症候群の症状がある場合は、まずは内科・呼吸器内科を受診してください。 かかりつけの医療機関がある場合は、そちらで相談して、適した診療科がある医療機関を紹介してもらうとよいでしょう。 検査で異常が見つからない場合には、心療内科・精神科の受診をおすすめします。