通常、皮脂は毛穴から汗とともに排出されますが、ターンオーバーがうまくいかない場合、毛穴の角質が厚くなり、毛穴の出口が塞がれ、皮脂が詰まってしまいます。 そうすると、皮脂を栄養源にしている「アクネ菌」が過剰に増殖し、炎症を起こして発疹ができる、つまりニキビとなります。
ニキビの中身は何?
ニキビの芯の正体は皮膚の角質や皮脂が集まったものです。 それらがニキビの内部に溜まって肌の表面にまで盛り上がってくることで、芯として目立つようになります。 加えて、黄ニキビと呼ばれるニキビのような炎症が進行して化膿しているニキビについては角質や皮脂に加え膿がニキビの内部に溜まります。
ニキビができるのは何が足りない?
ビタミンB群の欠乏 ビタミンB群は脂質の代謝を活発にして、皮脂の分泌を適正に保つ働きがあります。 なかでも、皮脂の分泌を調整して肌を健康に保つビタミンBが不足すると、肌が脂性になり、ニキビができやすくなったり、できてしまったニキビが悪化したりすることがあります。
女性ニキビの原因は?
暴飲暴食: 1日2食・夜食や間食の摂りすぎ・脂肪の摂りすぎ・過度の飲酒などは、ニキビのもとです。 生理周期やストレス: ホルモンバランスが崩れがちになります。 それにより、皮脂分泌が過剰になったり、肌荒れをおこしやすくなります。 ・オイリー肌の人だけでなく、乾燥肌の人にもできます。
ニキビは何歳からできる?
川島らが行った皮膚科専門医医療機関における日本の調査では、平均では15.2歳頃からにきびができ始めます。 早い人では10歳頃、女児では初潮よりもにきびが先行することでも知られています。 高校生くらいで症状のピークを迎えますが、20代になってはじめてにきびができる方もいます。