頻繁に食後、下痢を起こしたり、便秘が起こるような方については過敏性腸症候群の可能性があります。 主な症状としては、腹痛が起こるが排便をすると改善するなどが挙げられます。 原因として背景に精神的なストレスなどがあることが多くあります。 腸脳相関という言葉もあるように、脳と消化管は密接な関係があります。
食べてすぐ下痢 なぜ?
食べ過ぎた食べ物が、腸で消化しきれずに下痢になってしまいます。 また、過度なアルコールが腸を刺激して下痢になることもあります。 さらに、冷たい飲み物を飲みすぎたときにも、腸の粘膜の一部が刺激されて、大腸のぜん動運動が活発になりすぎてしまい、水分を吸収しきれずに下痢になります。
下痢でおしりが痛い なぜ?
回数が多い方の便は、軟便や下痢便が多く、腸液(消化液)をたくさん含んだ状態です。 腸液はアルカリ性で、肛門の皮膚を刺激し傷めます。 その傷んで弱った皮膚に温水便座のシャワーをあてたり、石鹸やおしりふきを使って肛門を必要以上に洗浄すると、強い痒みや痛みにつながることがあります。
下痢をするのはなぜ?
内容物が腸を通過する際に、内容物に含まれる水分が体内に吸収され適度な水分を含む便になります。 この時、なんらかの原因でこの「ぜん動運動」が異常に活発になった時や水分量の調節機能に障害が起きた時に便中の水分が増加して「下痢便」や「軟便」になります。
食べたらすぐうんこが出る なぜ?
長野市民病院(長野市)の消化器内科部長、原悦雄医師(57)によると、食べると腸が刺激される「胃結腸反射」という生理現象が起きます。 この刺激で、直腸手前のS状結腸にたまっている便は直腸へ。 直腸の壁が引き伸ばされて脳に刺激を与え、排便の指令を出し、肛門括約筋が緩まります。 これが便意です。